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これから整備する中小企業のBCP|ゲームを通して災害等緊急時の対応を学ぶ

 

この度の台風15号により被災されたすべての方々に、心からお見舞い申し上げます。

スマートブルー社員一同、一日でも早い復旧を切に願っております。

 

 

先週土曜日の毎月恒例となった社内研修では、壊滅的な地震が発生した際に

企業が取るべき対応策としてBCPの初動訓練を実施しました。

 

BCPとはBusiness Continuity Planの略で日本語では「事業継続計画」と訳されます。

地震や台風などの自然災害や火災、事故、テロなどの緊急時に会社の被害をできるだけ小さく抑え、

早急な事業再開を実現するための方法や手段といった計画を、普段の平常時にあらかじめ策定します。

すべての企業の至上命題である「潰れない会社」の実現という点で、利益を出し続けることもそうですが、

災害に強い企業作りも大切です。

 

 

 

 

今回取り組んだのは地震発生直後の初動訓練で、代表以外の全社員が初体験の中、慌てふためきながら取り組みました。

訓練ワークを始める前に講師の方から2,30分ほどルールと進行の説明があったのですが、、

とにかく情報量が多く役割も多く、ただやることが多くて大変そうだということしか頭に入ってきませんでした。。

役割は全体を取りまとめる本部長と事務局、社員の安否を確認する安否情報収集班、

社屋の確認や外部情報を収集する建物設備・外部情報収集班、救護班に警備班の6つの部署で行いました。

 

そしていよいよ地震が発生し訓練ワークがスタート!

各々地震発生直後とは思えない平常運転で自分の役割をこなそうとするのですが、

何分、説明が頭に入ってこなかったので何をすればいいのか曖昧です。

そうこうするうちに次々と発生する沿岸部の液状化や大規模な停電に断水、余震も断続的に続きます。

 

地震発生から5分後、私はようやくテレビから発信される地震災害情報の収集と共有を自分の責務と決め、

テレビの情報を手元の用紙に書き留め、周りに共有し始めました。

 

 

 

 

訓練ワークの時間は普段の5倍速で進んでいくため、

用紙に書ききる前にテレビの画面は次々と切り替わっていき、

とてもすべての情報を把握することはできず、肝心のメンバーへの共有も疎かになってしまいました。

またテレビの情報に気を取られ、社屋の損害箇所の確認も怠ってしまいました。

 

各部署からの情報が集まる本部長と事務局では、その情報整理で精一杯といった感じで、

こちらも情報収集で他の社員の安否や怪我の状況等に気が回らず、会社全体の被害状況を把握できませんでした。

 

 

 

 

訓練では社員を自宅に帰らせるべきかどうか、避難してくる人たちを受け入れるか否か、食料と水は何日分あるのか、

外に営業に出ている社員の安否確認、火事場泥棒が侵入するなど、多種多様な事案が発生します。

その一つ一つに対して社屋の損害状況やインフラの被害状況などから対応を決定していくのですが、

なかなか同じ部屋、同じテーブルにいる訓練の状況下でも他部署との情報共有が難しく、

すべてに対して今の状況から最善の対応策を講じることができたとは、必ずしも言えない結果となってしまいました。

 

 

 

 

何十年も前から東海地震、南海トラフが起こると言われ続けている静岡にあって、

加えて年々自然災害の脅威も増している中で、

災害緊急時の対応は企業にとって欠かせない検討事項と言えます。

今回の訓練では前もった計画策定と訓練の重要性を学び、何度も繰り返し取り組む必要があると感じました。

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