先日、毎月恒例の社内研修を、新たなメンバー3名を迎えて行いました。
今回の研修は「傾聴する力」研修①というものです。
「きく」には、「聞く」「聴く」「訊く」の3種類があり、それぞれ意味が違います。
今回の研修「傾聴する力」の「聴く」は
聞こえるものの内容を理解するために、自分から進んできくこと。という意味。
参加メンバー全員、それを念頭に存分にチカラを発揮する研修となりました。
まず、2人1組のグループを作り、リーダーを1人決めます。
リーダーは別室にて、ファシリテーターから指示を受け研修室に戻ります。
指示の内容は
「目隠しをした自分のペアに、言葉だけで椅子に座らせる」です。
ペアの体に触れたり、手を叩いて合図を送ることもNGです。
前回のブラインドサッカー研修で、目隠しは慣れっこの参加メンバー。
3分以内という時間制限の中、それぞれのペアがそれぞれの声掛けのもと
1分半ほどで問題なく着席することができました!
日頃のコミュニケーションの賜物ですね!すばらしい!!
次にリーダーが入れ替わり、同じように指示を受けます。
今度の指示は
「【俺を信じろ】と【がんばれ】の言葉のみで、ペアを指定の席に座らせる」です。
今回も体に触れたり、合図はNGです。
そしてそして、気まぐれなファシリテーターの思い付きで
「リーダーも目隠しして(笑)」
ということで、全員がアイマスクを装着。
しかし日頃から研修やコミュニケーションを通し
相手の思っていることが手に取るように分かる(ハズの)参加メンバー。
2回戦目も難なく……
…
…
…
クリアできませんでした。
ペア同士がぶつかったり、逆にバラバラになったり、違う席に座ったり…。
手探り状態で「俺を信じろ!」「がんばって!」という言葉だけが飛び交うカオス状態。
制限時間になり、指示された席までたどり着けない人が続出する結果となりました。
次の研修は、カラフルなパズルを使った研修です。
さっきとは違う2人1組のペアになります。
向かい合わせで座り、自分の手元が他の人に見えないようについたてを用意し、準備完了。
ペアのうちリーダーだけがパズルの組み合わせの答えを確認し
相手にも同じものを作ってもらうというものです。
ただし、口頭だけで伝えるというルールがあるので、共通認識や伝え方
また教えてもらう側も、積極的に質問や確認をしないと完成しません。
途中、リーダーが間違えているのに気付かずタイムオーバーになったり
完成しているのに確認する時間に費やしてタイムオーバーになったり
ある一部分だけが違い、何度もファシリテーターに「やり直し!」と言われたりと
一筋縄ではいかないものでした。
ペアを何度か変え問題に挑戦しましたが
役職者や一般社員関係なく、コミュニケーションはとにかく大事で
1人1人の考え方や感じ方が違うことを認識して、共通した目的を達成することが
如何に大変か、また大事かを再認識できる研修となりました。
また、完成しなかった理由の間違えや時間の感覚、ちょっとしたミスは
日頃の仕事でも起こっているということがまざまざと感じることができました。
次回はパズル研修の続きです。
もっと難しい問題が出るそうなので1ヵ月間が楽しみのような怖いような…。
ともあれ、とても楽しく勉強になる研修でした!