農林水産省が公表した2015年農林業センサスで、県内の販売農家の内後継者不足が46.6%を占めていることが分かりました。前回の調査より1.7%は回復したものの、依然として担い手の減少傾向は続いております。このまま後継者が現れなければ農業は衰退してしまいます。結果として耕作放棄地の増加につながる可能性があります。
しかし、この記事で注目すべきところは販売農家のうち専業が増加し、減少しているのは兼業農家であることです。そのため、今後の販売農家は法人化が進み、農地の集約化を活発に行なうことが予想されます。農地を集約できない中山間地域の中小規模農家の土地は耕作放棄地になる可能性が高いのではないかと心配になります。
日本の風土にあった作物を栽培し、品質のいい高単価の作物を生産したほうが向いていると私は考えます。