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茶の転作支援

12月10日の農林水産委員会にて、

「お茶を他の作物に転換した農家に補助金を出す新しい支援制度を来年度から創設する」という方針が明らかにされました。

茶業を将来に渡り維持するには、

①お茶の供給過多による価格低迷を解消し、価格の下落を阻止する

②果樹や野菜など収益性の高い作物への転作を促し、農家の所得を底上げする

農家さんの経営を安定させる事が必要だという判断で、事実上の需給調整だと考えます。

現在は規模の拡大や茶樹を植え替える時に補助金が出ていますが茶樹を抜く(抜根)費用には補助金は出ておりません。もし抜根の費用に補助金が出るようになれば作物の転換が進み、生産が減少し価格低迷が解消され、お茶に適していない農地でお茶を生産する事による品質低下の防止に繋がるのではないかと思います。

そうなれば農家さんの収益が改善され、耕作放棄地の減少にもなるでしょう。

もしもこのまま価格下落が進めば子供に後継させたくてもさせられなく、耕作を放棄してしまうかもしれません。傾斜の茶園が耕作を放棄すれば山になってしまいます。

静岡県は全国有数のお茶の名産地ですが、静岡市では先手を打ち、2013年度から「お茶を補完作物に転換した場合補助金を出す」という事業を始めています。この制度を適用し作物を転換して農家さんもいます。

良質なお茶を生産しやすい状況が全国で広がっていって、この先もずっと美味しい日本茶を飲み続けていきたいですね。

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