本日4月20日に、NHKのたっぷり静岡(午後6時10分~)で静岡のてん茶栽培の特集が放送されます。
特集では弊社のソーラーシェアリングを設置され、てん茶への転作を行ったお茶農家A様への取材の様子も放送されます。
緑茶消費が年々落ち込んでいく中で、てん茶へ注目が集まっていることは以前にもお伝え致しました。
静岡県もてん茶への転作に補助金を出す等の支援を開始するなど、県内でのてん茶栽培の機運は徐々に高まってきています。
これまでてん茶栽培が広まらなかった背景には、遮光をするためにかかせない寒冷紗の設備費等の初期投資コストや、転作をしてから数年間は全く収益が得られないこと、てん茶炉が県内では限られた地域にしかないといったことが挙げられます。
こうした課題に、ようやく静岡県も動き出した形です。
先立っててん茶への転作を行ったA様も、何年も上記のようなリスクに悩んでおられました。
ところが、ソーラーシェアリングを知られたA様は、ソーラーシェアリングの架台を寒冷紗の設備として利用すれば、寒冷紗用の設備を設置する必要がない、と発案されました。
また、ソーラーシェアリングを設置することで得られる売電収入で転作をしてからの数年間の収益を補填でき、転作のリスクを回避することもできます。
こちらはブルーベリーのソーラーシェアリングですが、A様の圃場も今後このように架台を使って寒冷紗の設備を整えていき、完全な無農薬でてん茶を栽培していきます。
てん茶の収益性の高さに何年も前から気づいておられたA様ですが、ソーラーシェアリングで転作をした際のリスクが回避でき、副産物として長期に渡り売電収入が得られるならということで、念願叶い今年からてん茶栽培をスタートされます。
自分の取り組みが先行事例となって、周りがみんな無農薬てん茶栽培に切り替わるのが夢、とA様はおっしゃいます。
そんなA様の熱い思いを、ぜひともTVの画面越しではありますが感じて下さい。