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世界経済の停滞から「脱成長」への関心が高まる、鍵は再生可能エネルギー

脱経済成長

資本主義を前提とした経済成長を再優先する社会に対抗する考えとして、「脱成長」への関心が世界的に高まっています。
「脱成長」とは現代社会の経済成長至上主義から脱却し、より小さいコミュニティの中で人と自然が共存し合い幸せと豊かさ、安心を追い求める考え方で、成熟社会、縮小社会、あるいは里山資本主義といった概念も含まれるとされています。

ハンガリーのブダペストで開かれた国際会議には、約500人の研究者と実践家が参加。脱成長に向けた研究や取り組みを発表し、農村の資源を生かした地域づくりなどで意見を交わしました。

気候変動やリーマンショックなどが契機となり、欧州を中心に経済成長だけを追求する市場主義経済への疑問が広がりつつあるようです。

現在の世界が抱える環境汚染や貧困、経済格差、資源の枯渇・取り合い、思想の違いといった社会問題への対応策として注目されています。

 

鍵は地産地消、そして再生可能エネルギー

「脱成長」社会を実現するための手段として、地産地消や再生可能エネルギーなど持続可能な社会を目指す動きがあり、

生産された作物をその生育した地域で消費し、必要なエネルギーは再生可能な資源から供給する、マクロな社会からミクロな社会への転換と言えるかもしれません。

地域社会、文化風土に根付いた地域資源による多様な地域づくりが今の世界には必要だとしています。

 

地産地消や、再生可能エネルギーに基づいた持続可能な社会で社会問題に立ち向かうという考えは、弊社の理念にも合致するところではありますが、それが「脱成長」かと言われるとまた違う気がします。

地域単位で持続可能な社会を実現することは、グローバル化が進む社会で薄れてきている地域との関係性を取り戻す、深めることにつながり、そこに産業が生まれ、雇用が生まれ、地域が成長するきっかけとなるのではないでしょうか。

 

私が大学生だった頃の研究テーマの一つと似た内容だったので、今回この記事を取り上げてみました。

久しぶりに大学時代の物思いに耽った頃を思い出し、懐かしい気分になりました。

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