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防霜ファンと風力発電

杉花粉が飛び交い日中の日差しも強くなり、春を身体で
感じるようになりました。

私は朝6時起床ですが、先日までは、まだ起床時に真っ暗だった部屋が
今では明るくなり、日も長くなったと実感しています。

この時期になると天気予報で「遅霜予報」が流れるのですが
これは静岡気象台だけが出している予報だという事をご存知でしょうか?

お茶の名産地の静岡県では3月15日から5月10日の間、遅い霜が発生しそうな
前日に天気予報で「遅霜予報」「遅霜注意報」が流れます。

新茶の芽が霜にやられて駄目にならないようにという配慮です。

他県から来られた方にお茶畑の扇風機のようなものは何かとよく聞かれます。

あれは防霜ファンといって温度センサーとタイマーで設定温度より気温が
低下したらファンが廻ります。地表近くの冷たい空気と地上3メートル以上の
やや暖かい空気をかくはんさせて霜を防ぎます。

 

お茶畑が続く牧之原の海寄りの地域では、この防霜ファンと風力発電の
ブレードが景色の中に一緒に写り込んでいます。
風を送る設備と風を受ける設備が一緒になる面白い風景です。

もう1ヶ月も経つと新茶の季節になります。
今年もおいしいお茶が採れることを一静岡県民として期待しています。

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