一昨日の土曜日に、第2回社内マネジメントゲーム大会決勝戦を開催しました。
熾烈な予選会を勝ち抜いた猛者6名が第2回王者を争い、過酷な価格競争を繰り広げました。
マネジメントゲーム(MG)はソニーが開発した、ボードゲーム型経営戦略シミュレーションゲームです。
参加者は製造・販売業を営む一企業の経営者となり、仕入・生産・販売を行い、
資本金をどれだけ増やせるかを競い合います。
今回はその第2回社内大会の決勝戦。
3位以内入賞者には豪華賞品が授与されるはずだったのですが・・・
1期目、資本金300万円でスタート。
まずは社員や製造機械を揃え、商品を仕入れなければ何も始まらないので、
最初は6名皆ほぼ同じ動きでした。
ところがここで、スマートブルー最年少まだ10代のN尾君が早くも勝負に出ます。
市場から安く材料を買い漁り、残った資本金はわずか1万円。
ルール上、1期目は借入ができないので、社員の退職金など予期せぬ費用が発生すれば、
その時点で倒産し無条件最下位決定です。
もう売るしかない。売らなければ飛ぶ。
そうした状況下でN尾君が取った行動は、競合相手よりもずっと安価で商品を売ること。
難を逃れはしましたが、この行動でこれ以降の市場傾向が決まってしまいました。
そして、今思えばこの時点で勝負は決まっていました。
2期目以降は、他社の入札価格をどう下回り、どれだけ販売個数を増やせるかという、削り合いの展開となりました。
安価で売っているため、利益を出すためには相当数販売しなければなりませんが、
今回はいつもの5人ではなく6人での開催とあって、
1期50分間の行動数も限られ、仕入れることのできる材料も少なく、
6人全員が利益を出せるほどの数を販売できません。
各社研究開発や広告に精を出しますが、その固定費すら重荷となってのしかかります。
正直利益を出すことより、どうやって倒産のリスクを回避するかで精一杯でした。
2期目以降ずっとこの展開で、誰も利益を出せないまま終了。
この過酷なバトルを制したのは、1期目に勝負に出たN尾君。
自分で作った流れで得た1期目の利益をうまく活かし、第2回王者となりました。
2位は営業部課長、3位に取締役営業部長と重役を抑えての堂々の優勝です。
しかし、入賞者含め誰も資本金を増やすことができなかったため、規定により豪華賞品はなし。
6社中3社が赤字企業という散々な結果となり、
猛者6名で行うマネジメントゲームの厳しさを、まざまざと実感した決勝戦でした。
今回は、マネジメントゲーム本来の目的である「資本を増やす」ことが達成できず、
まだまだ勉強不足、利己主義に引っ張られているなあと強く感じました。
次回は視野を広げ、心を広げ、皆が利益を出せるようにリベンジしたいです!