世界保護基金(WWF)が11月11日発表した報告書では
世界中の人が日本人と同じような暮らしをした場合、
地球全体で必要になる食糧や水、木材などの自然資源の量は、
地球が安定的に供給できる量の2.9倍になるとのことです。
発展途上国の人々が貧困に苦しむ一方、日本などの先進国で
資源の大量消費が続いていることを改めて示す結果です。
2012年の国民一人当たりの環境負荷を指標化したところ、
アメリカとカナダが安定供給量の4.8倍。ドイツとフランスは
3倍で日本は2.9倍という結果でした。
日本は特に食生活に伴う負荷が全体の26%を占め、食品の大量廃棄が
浮き彫りになりました。
賞味期限切れで廃棄される食品は問題ですね。
フランスでは今年の2月に「食品廃棄禁止法」が成立し「賞味期限切れ食品」
の廃棄を禁止しています。
一定規模以上の規模のスーパーを対象に違反すると罰金が科せられるとのことです。
私たちも冷蔵庫の中で賞味期限を迎えてしまう食品を考え、必要なものを細目に
買い物していくような努力の積み重ねが必要だと思います。