静岡県藤枝市にて、県内初の稲作ソーラーシェアリング2号機目の工事を行っていると年末に投稿しましたが、1月30日についに完成いたしました!!
家を挟み、向かって左側には単管パイプ架台のソーラーシェアリング、右側にはアルミ架台のソーラーシェアリング、全国を探しても2種類のソーラーシェアリングを同時に拝める場所はないと思われます。
今年は太陽光パネルの下で、2機併せて2反(2000㎡)以上の田んぼでお米が収穫できる見込みです。
収穫したお米は販売しようとも思っていますので、よろしかったらぜひ召し上げってみて下さい。
僕も実際に食べてみましたが、とてもおいしかったです。
僕の家族は、「また食べたいから持ってきてくれ」と大盛況でした。
また、1号機は今年で4年目を迎え、農地転用の更新の時期となりました。
収量は規定の8割以上を問題なく達成し、品質もソーラーシェアリング導入前と変わらないので、問題なく更新されると思います。
以前よりもソーラーシェアリングの知名度は向上し、設置事例も増えているとはいえ、まだまだ許可事例のない市町村も少なくありません。
というのも、ソーラーシェアリングの許可基準は各市町村に委ねられており、実質的に判断をする農業委員会の裁量に大きく依存しているのです。その裁量の幅は、農業委員会ごとによって大きく違い、隣の市では認められても、こっちの市では同じ事業計画、同じ書類でも認められないという現状です。農水省の通知はあくまで指針であって、全国で統一された明確な基準があるわけではないことが、ソーラーシェアリングの発足以来続いている課題です。
とはいえ、農業とエネルギーが抱える深刻な問題や、世界の潮流、地域で求められている地産地消を考えれば、これからもソーラーシェアリングの案件は弊社でも、全国でも増え続け、更新を迎える案件も増えていきます。日本の農業とエネルギーを元気にできるソーラーシェアリングを、お客様のお力をお借りして今後も広めていきたいと思います。