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県内初の稲作ソーラーシェアリング4年目

ソーラーシェアリング下とそれ以外の生育の比較

まずはトップの写真をご覧下さい。

ソーラーシェアリング直下の写真向かって右側は影が出来ていますが、見たところイネの生長度合いは、影の出来ていない左側と全く同じです。

 

8月太陽光パネル下のイネの生育度合い

 

 

こちらの圃場は今年初めて太陽光発電の下で田植えを行いましたが、すぐ左隣(西側)には今年で設置から4年目を迎える稲作ソーラーシェアリングがあります。

ソーラーシェアリングを継続するための条件である、周囲の平均単収と比較し80%以上の単収も毎年維持できており、品質も設置前と変わらない一等米です。

設置者様のI様にお聞きしても、影の影響はほぼなく全く同じように育っているということでした。

 

稲作ソーラーシェアリングをこれまで3年間行っているI様は、

「天候や温度に合わせて水を入れたり抜いたりし、肥料を撒くタイミングが変わってくる。作物も生き物だから、必ず成功するやり方というのは言えない。ただ、パネルの影の影響で少しはタイミングを変えることはあるが、影のせいで育たないということはないと思う」

と、仰っていました。

イネの生育を見る限り、影の影響はほとんどないとのこと

今年は気温の差が激しかったり、先月の台風数が異様に多かったりなど、営農環境は厳しい状況になっています。それでも順調に育っていて、I様も良いお米が出来ると仰っていましたので、今年も新米が楽しみです。

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