静岡県浜松市で新たなソーラーシェアリングが完成しました。
今回ご依頼を頂いた農地は最近までいわゆる耕作放棄地でしたが、
「ソーラーシェアリングと共に品質の良い国産の【榊】を作ろう!」
というお施主様の熱い思いに応えるべく、微力ながら協力させて頂きました。
ここから本格的に工事開始です。
前半は雨に泣かされる日もありましたが、
職人の皆さま全員が本当に頑張ってくれました。
工事開始から数週間が経過し
いよいよ完成したのが・・・こちら!!
夕日に映えるソーラーシェアリングの完成です!!
弊社オリジナルのフルアルミ架台で設計されています。
榊は「神」と「木」を合わせた字の通り、代表的な神木とされていて神事にも多く使われています。
この榊でソーラーシェアリングを行うことにプラスの面があります。
【榊】は本来、山林で自生していますが、影になるような場所で自生している榊の方が、色や形が良くなるようです(逆に日当たりが良いと葉が焼けて赤くなってしまいます。)
※榊の品質を測る基準として、色目が濃い緑色で、密度が高く厚みのある葉が大きく伸びるように開いてることがあげられます。
「日当たりの良い場所には弱く、影に強い」という性質に着目して設計をしました。
ソーラーシェアリングであればパネルの下部は影になります。パネルを多く敷き詰めることにより、影の面積を増やせば、より品質の良い榊が出来ると考えています。
また、太陽の光をたくさん取り入れる必要が無ければ空間の無駄を省くことにも繋がります。
事業主であるO様も「見た目も良く、品質の良い榊が育つのが今から楽しみだ」と満足されています。
良い品質の榊を栽培できるように(一社)全国営農型発電協会と一緒に実証実験を行っていく予定です。
生育状況は(一社)全国営農型発電協会で随時報告していく予定ですので、皆さまお楽しみに!