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熟練農家の栽培ノウハウをICTで未来に継承

農林水産省と慶応大学が熟練農家の栽培ノウハウを知的財産として保護する指針を策定したとのことです。

これまで栽培ノウハウは農家個人の経験や感覚、地域の伝統などに頼ってきたため、

他の産地の農家が習得することは難しかったのですが、情報通信技術(ICT)の進展でデータを蓄積、分析した上で

広く伝達することが可能になりました。

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高品質な農産物を生産したり、収穫量を上げたりするノウハウは、例えば温度や水の管理、施肥、防除の回数

や時期などで、これらをデータ化しICTを利用することで、他の農家や新規就農者に提供でき、作業の円滑化や

作物の品質向上を支援することになります。

これらの技術を「新しい知的財産」と定義し、熟練農家が正当な対価を得られることが大切な一方、

栽培ノウハウを「営業秘密」としてライバル産地や外国への情報流出を制限することも必要になります。

まだまだ決めていくことが沢山あると思いますが、就業農家の高齢化や後継者不足の現状を考えると

誰にも継承されずに消えていく熟練農家の経験から学んだ貴重な栽培ノウハウがデータ化され、引き継がれていく

ことはとても喜ばしいことだと思います。

 

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