「アグロメディカルフーズ」という医療と農業の垣根を超えた医農連携の取り組みがあります。
これは「医学的に疾病予防の効果が証明された農産物」のことで、
例えば静岡県のJA三ケ日(浜松市)さんが届け出た温州みかんが「機能性表示食品」として認められています。
急速に進む高齢化社会の中、より機能性の高い食品の開発が進み介護施設などで
介護食として導入されれば高齢者の方の身体機能の維持向上にもつながり、
健康寿命も延びることになるでしょう。そうなれば40兆円を超える医療費の削減にも寄与します。
日本の農業は高齢化による離農者や後継者不足による「農業人口の減少」、「TPP」や「耕作放棄地の問題」
など先行きは不安定ですが、こうした「医農連携」や「エネルギー兼業」 など
農業の6次産業化を進め付加価値向上を図り、地域農業の活性化を図っていく・・・
こうした取り組みがもっともっと全国で広がっていくと良いですね。