ソーラーシェアリングが農林水産省に認められてから、約3年の月日が経ちました。
当初は、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の事例が少なく、
また許可を出す農業委員会も、初めての試みで判断が難しく、認可されることが困難な状況でした。
この頃は1つの認可を得るために苦労したことを思い出します。
3年間の間でソーラーシェアリングの認可は認可初年度の約6件から約600件に増えました。
そのため、先行事例や知見を有する者の意見書といった申請のための必須資料の収集が可能となり、
条件を満たすことで、徐々に普及してきています。
全国にソーラーシェアリングが広まっていることに私は感動しています。
なぜなら、ソーラーシェアリングは太陽光パネルの下で農業を継続することが前提条件になるため、
全国で600ヶ所の農地は20年間耕作放棄地にならないことが確定しているからです。
今回の出張ではこの600件の事例の中に新たに1件追加される予定の圃場で測量を行ないました。
設置場所は長野県になります。
この圃場では、うどとミョウガのソーラーシェアリングにチャレンジする予定です。
この現場のソーラーシェアリングを成功させるために、
私は長野県でうどを栽培している農家様に直接お話を伺いました。
この方は、長野県で10年以上もうどを栽培している、
経験豊富な方で、うどについて栽培方法や必要な日射量などについてお話をいただきました。貴重な機会をいただきありがとうございました。
教えていただいた情報をもとに600件の事例に加わることもですが、
何より20年以上安定した農業が実現できるよう努力致します。
また、移動中に高圧のソーラーシェアリングにも出会うことができました。
この圃場ではワラビを栽培しており、管理は近くに住む地元の方がされていました。
現地視察で県外を訪れる度にソーラーシェアリングの圃場に出会う機会が多くなっています。
私は圃場を見つけるたびにソーラーシェアリングが全国に普及している事を改めて実感します。
また、新たな圃場をみつけましたら、ブログで報告致します。