浜松市は浜松商工会議所、JAとぴあ浜松などと連携し、市内農家へ地元企業からの人材派遣の可能性を探っています。
これは農繁期の人手不足を補うためですが、企業側のニーズが確認できれば今後、マッチングセンターの設置を進めていくようです。
農業は年間を通じて仕事量を標準化できません。そのため、収穫期や作付けなど繁忙期の人手不足対策として、企業から労働力の提供を受けるというもので、一定期間の派遣などを検討していくようです。
ちなみに浜松市は工業都市ですが、農業都市の一面も持っており、ミカンを中心に農業産出額全国4位(540億円)を誇っています。
国内では、作物の単価下落などによる新規就農者の減少や、少子高齢化などで近年の就農平均年齢は66.3歳と高齢化の一途をたどっており、1985年に540万人いた農業従事者が2015年には210万人まで減少しています。
なんと30年で300万人以上も減少しているのです。
農業の労働力不足は深刻化していきますが、農福連携やこのような取組みが進み、農家さんの助けとなるような仕組みが全国でもっと増えていって欲しいと思います。
そして、若い人達が就農したくなるような魅力ある農業を提案し、新規就農者が増えて日本の農業が活性化していくような提案をしていきたいと思います。