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2030 SDGsカードゲームでSDGsの本質と世界の動向を学びました

 

 

今日は連休前の土曜出勤。毎月恒例の社内研修を行いました。今回は来年度入社予定の内定者2名と、講師の方をお招きしてのSDGs研修を行いました。

 

まず行ったのがSDGsへの理解を深めるためのカードゲームで、一般社団法人イマココラボが考案した「2030 SDGs」をプレーしました。

ゲームの目的はプレイヤー毎に配られる目標を個々が達成するというもので、たとえばお金を1200G以上集めるとか、環境のカードを6枚以上集めることができれば達成となります。加えて、ゲームの要素として世界の状況を表す経済・環境・社会の3つのパラメーターがあり、このパラメーターが3つともゲーム終了時点で均等かつ高い水準に到達しているようにプレーすることも目的です。

 

ゲームが始まると、まずはほぼ全員が自分の目標を達成することに躍起になります。

しかしここで、自分の手持ちのカードだけでは達成できないこと、自分だけ達成しようとすると世界のバランスが崩れることに気づき、他プレイヤーのサポートをしつつ、お互いの目標達成を目指すようになります。それがパラメーターを均等に上昇させることになり、プレイヤーの目標達成と世界の調和が取れた成長が達成できます。

ゲームを通して学んだことは、自分の目標達成には自分の力だけでは不十分で、他プレイヤーの協力が不可欠だということ。そして、自分が目標達成のために行う行いは、世界に何らかの影響を及ぼすということです。それが巡り巡って自分に返ってきます。

SDGsの大きなテーマである「誰一人として取り残さない」「世界はつながっている」ということを、楽しく短時間で理解することができました。

 

続いては講師の方から、SDGsや環境に対しての世界の取り組みや現状の紹介、身近でできる取り組みを教えていただきました。
特に印象深かったのが、15歳(現在16歳)のスウェーデンの少女が学校で学んだ環境変動について、大人たちはその重要性や緊急性について理解してはいるのに行動しないことに対して、抗議の意味で座り込みを続け、それが一大ムーブメントとして欧州に広まっていったことです。その問題意識や行動力の高さ、純粋さに心を揺さぶられました。
また、スナック菓子のお話も興味深かったです。

ポテトチップスなどのスナック菓子には植物油が使われていますが、その中にはパーム油を使っているものがあります。このパーム油は熱帯雨林で栽培されるアブラヤシから生産されているのですが、そのアブラヤシを植栽するために元々存在していた熱帯雨林を焼き払うということが行われています。この森林破壊はインドネシアで顕著で、年間50万ヘクタールが焼き払われ、パーム油を生産するためのヤシが跡地に植えられています。普段何気なくスーパーやコンビニで買っているポテチが、環境破壊由来の製品かもしれないのです。ゾッとしませんか?
こうした環境破壊で生産されるパーム油でできた製品とそうではない真っ当な製品とを区別するために、RSPOという認証マークが作られ、このマークは生産農園からエンドユーザーに渡るまで他の非認証油と混合されていないことを保証してくれます。これに似た取り組みはいくつもあり、よく知られているところではフェアトレードマークがあります。他の製品と比べれば多少値は張りますが、その製品がどんなバックグラウンドがあるのかを明確に提示してくれますので、次に何か買ったり消費したりする際は、間違いなくパッケージにマークがあるのかを確認します。

 

今回の研修で感じたことは、世界の取り組みに対しての日本の遅れです。SDGsという単語の認知度もまだまだ低く、たとえ知っていてもそれが具体的に何を意味するのか、どんな目標があって、世界や日本がどう取り組んでいるのか、小中校の教科書にSDGsの説明が掲載されるようになったとのことで、近い内に子どもからSDGsについて説明を求められる日が来ます。そうなった時に答えられないのでは、かっこ悪いことこの上ありません。我々も日々アップデートしていかなければなりません。

 

世界では環境への投資、環境問題に取り組んでいる企業や事業に、優先的に投資を行うことがすでに一般的となっていますが、日本ではまだ一般的とまでは言えません。同じような事業、製品が並んでいた時にどちらを選択するか、今の判断基準は金額とか利益性とかですが、これからはそこに環境への貢献度が加わり、環境への配慮がない企業や事業は淘汰されていきます。企業にとって環境への貢献・配慮は経営課題・戦略の1つに、個人レベルでは個々人の価値を図るパラメーターとなっていくと感じました。