設置事例

岩本様 静岡県藤枝市 稲作事例

稲作30%10年
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土地面積1,670㎡
発電容量53.6kW
年間発電量61,500kWh
場所静岡県藤枝市
遮光率30%程
農業者岩本様ご本人
作物イネ
開所年2014年

弊社の2号案件で静岡県初の稲作でのソーラーシェアリング事例です。全国的にもソーラーシェアリングの事例が乏しく、一般的に日射が必要とされている稲作での導入であったことから、非常に苦労した思い出があります。当時、前例のない取り組みということで、静岡民放3社の取材を受けました。

静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」

テレビ静岡「スーパーニュース」

静岡だいいちテレビ「エブリー静岡」

当圃場は地元の静岡県立大学との共同研究圃場でもあり、長年にわたって上部の太陽光パネルがイネの生育や品質に与える影響調査の実証実験をしています。得られたデータや知見は、ソーラーシェアリングの設計や作物の営農計画、意見書等の制作に活用しています。

→研究内容・結果概要はこちら

 

この事例以降、弊社の稲作事例が増えていったのはもちろんのこと、全国的にも水田への設置が増加していったことから、稲作ソーラーシェアリングの先駆事例と言える圃場です。

3年目の田植えの様子

4年目の稲刈りの様子

お客様の声

検討前はどのような悩みを持っていましたか?

稲作の場合、農期は約5カ月で残りの約7か月は遊ばせている状態です。前々から農地をより有効活用したいと常に考えていました。また、経費と収入のつり合いの不安やTPPへの懸念もあり、今後も今のままの農業でいいのかと不安がありました。

そういった悩みに対して、なぜソーラーシェアリングに注目したのでしょうか?

農地を遊ばせている時期に、野菜とか作物を作る二毛作は一般的だと思いますが、年齢的に厳しいものがありました。ソーラーシェアリングなら遊ばせている時期も勝手に発電してくれて、収入にもなるので。

導入に不安はありませんでしたか?

ソーラーシェアリング下で稲作をするということが果たして大丈夫なのかというところには、私はもちろん初めての経験でしたし、全国的にも事例が非常に少ないということで手探りでした。 実際、農業委員会の認定を受ける際も、本当に大丈夫なのかという意見もありました。 それでも誰かがまず始めないとソーラーシェアリング事業そのものが終わってしまうので、 とにかくそれを覚悟でやりましたね。その後は現在まで何の問題もないので、農業委員からも評価をいただけるようになりました。

お米の生育状況、品質や生産量はいかがでしょうか?

こちらも順調です。特に最近は猛暑で稲にも高温障害が出ていて、かえって太陽光パネルの影が出来たおかげで、他のソーラーシェアリングのない田んぼより品質も生産量も良い年があるくらいです。

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