静岡県内初の稲作ソーラーシェアリングが4年目を迎えました。今回はソーラーシェアリング下のイネと、ソーラーシェアリング下ではないイネの生育状況の比較をしてみたいと思います。
写真の右側がソーラーシェアリング下のイネ、左側が通常のソーラーシェアリングを設置していないイネです。右側のイネにはソーラーシェアリングの影が落ちていることがわかります。ただ、こうして見る限りは、右側のイネと左側のイネで背丈や色などの生育状況に違いはないように見受けられます。
過去3度の収量報告でも、ソーラーシェアリング継続の条件である「地域の平均的な単収8割以上」を問題なく達成しており、等級も最上の一等級を獲得しています。
十分な日射量が必要でソーラーシェアリングには適さないと言われるイネであっても、こうした目に見える結果が出ていることで、稲作ソーラーシェアリングの普及に貢献できているのではと思います。