茅ヶ崎農場

茅ヶ崎農場

エネルギー利用の完全自家消費を実現
地域密着型水耕栽培 ICT 農場

スマートブルー茅ヶ崎農場外観写真 スマートブルー茅ヶ崎農場仰角写真 スマートブルー茅ヶ崎農場内観写真 葉物野菜の出荷風景|スマートブルー茅ヶ崎農場 葉物野菜の収穫風景|スマートブルー茅ヶ崎農場

神奈川県茅ヶ崎市に2020年に開所した水耕栽培の施設型ソーラーシェアリングモデル農場です。先にオープンしたいわた農場と同じハウス型のソーラーシェアリング施設ではありますが、いわた農場との大きな違いは、水耕栽培設備やICT機器など施設内で使用するすべてのエネルギーをソーラーシェアリングの電力で賄っている点です。 自然エネルギーで生産した新鮮な葉物野菜は、地域に出荷し還元しています。

所在地神奈川県茅ヶ崎市
作物リーフレタス・小松菜・水菜・ケール・からし菜など
遮光率26%
発電容量(AC)16.5kW
年間発電量約29,000kWh
土地面積680㎡
営農者スマートグリーン株式会社
開所年2020年

本事業の特徴

水耕栽培と農業ICTのソーラーシェアリング|スマートブルー茅ヶ崎農場

水耕栽培とICTで効果的な周年栽培を実現

農場設備には農業ICT(養液管理システム、環境センサ、被覆自動開閉、モニタリング)を搭載し、養液水耕栽培でレタス、ケール、水菜などの葉物野菜を周年栽培しています。農業ICTと水耕栽培を掛け合わせることで日々の農作業を効率化でき、作業性のある農業を実現しています。 また、作付け作物は季節や消費動向をみながら変更し、効果的に整備された営農環境下で年間を通して安定した出荷が可能です。

水耕栽培と農業ICTのソーラーシェアリング|スマートブルー茅ヶ崎農場
完全自家消費の環境配慮型ソーラーシェアリング|スマートブルー茅ヶ崎農場
完全自家消費の環境配慮型ソーラーシェアリング|スマートブルー茅ヶ崎農場

完全自家消費型の環境配慮農場

農業ICTや水耕栽培などで農場内で使用する全エネルギーは、すべてハウス上空に設置している太陽光発電から得られる再生可能エネルギーで賄っています。農場には蓄電池も併設しており、夜間や雨天時は、蓄電池にあらかじめ貯めておいた電力を放電することで、24時間365日完全自家消費による農場運営を実現しています。 水耕栽培設備には水の使用量が少ない設備を導入し、エネルギーと水の環境負荷を軽減した環境配慮型の農場です。

蓄電池を備えた防災拠点|スマートブルー茅ヶ崎農場

地域の防災拠点としての役割

農場の太陽光発電設備と蓄電池は、停電や大規模災害時でも自立した発電・蓄電・放電が可能で、井戸用ポンプ、夜間照明、コンセント、Wi-Fiといった設備が利用できます。これら設備は災害時に地域に無償開放され、農場が近隣住民の防災拠点としての役割を果たします。 異常気象が取り沙汰される昨今、再生可能エネルギーでCO₂排出抑制で脱炭素に貢献しながら、有事の際には防災拠点にもなる次世代農場です。

蓄電池を備えた防災拠点|スマートブルー茅ヶ崎農場
小学生の食育学習風景|スマートブルー茅ヶ崎農場
小学生の食育学習風景|スマートブルー茅ヶ崎農場

新規就農と農福連携、食育学習の場としても

当農場の初代営農者には地元の農業アカデミーの卒業生を採用し、地域の若手農業人材に雇用を創出しています。また、効率的かつ省力化された農場環境で、障害をお持ちの方やシルバー人材に向けて各々が自分らしさを発揮できる場を提供しています。そのほか、地元小学生を招き職業体験授業を実施したこともあり、身近なようで身近とは言えない農業の体験を通し、食育学習の場としても活用いただいています。

ソリューション

脱炭素農業の実現

2050年カーボンニュートラル宣言、頻度と強度を増すばかりの極端気象から、地方そして企業に脱炭素化が求められる時代。使用電力のすべてを再生可能エネルギーの自家消費で賄う脱炭素農業は、今の時代に則した農業の選択肢です。

農場を基点とした地域コミュニティの形成と醸成

農業従事者の離農と同じく農地も年々減少する中、地域のつながりも以前より希薄になっています。農産物と再エネ電力の地産地消、災害時の防災拠点、新規就農の雇用創出で地域のコミュニティを形成、つながりを強化します。

農業ビジネスの拡大・新規事業開拓

企業の農業分野への参入は増加傾向にあり、異業種のノウハウやスキームを持ち込むことで農業が抱える産業構造の障壁を突破し成功している事例は、すでに新しくありません。当農場モデルは、生産性が高く年間を通して安定した収入が見込めます。

作物の生育・出荷状況

リーフレタス出荷風景|スマートブルー茅ヶ崎農場 水菜収穫風景|スマートブルー茅ヶ崎農場 チンゲン菜出荷風景|スマートブルー茅ヶ崎農場

栽培している作物は葉物野菜を中心に、季節や売れ行きをみながら変更しています。各シーズンで4~5種類の品目を栽培し、代表的なものはリーフレタス、水菜、からし菜、ケールなどで、新品種や水耕栽培では珍しい作物の試験栽培にも取り組んでいます。出荷先は地元産直がメインで季節による売値の変動が大きいことから、栽培品目を固めることはせずに季節によって作物を柔軟に切り替える栽培計画で運営しています。
ハウス内での水耕栽培のため、露地に比べ病害虫にかかることが少なく、農薬の使用量を抑えられています。また、生産物に土がつかず出荷前の洗浄作業を短縮できる点もメリットで、お客様からは袋から取り出してそのままサラダにして食べられる、と好評いただいています。

農産物の販路

直売所で陳列される水耕野菜|スマートブルー茅ヶ崎農場 ECサイトでの販売|スマートブルー茅ヶ崎農場 スーパーへの出荷|スマートブルー茅ヶ崎農場
  • JA直売所
  • スーパー
  • ネット販売

農場設備

水耕栽培設備

水耕栽培設備|スマートブルー茅ヶ崎農場

自然光利用型NFT(薄膜式水耕栽培)を採用しています。養液タンクから栽培ベッドに培養液を送り、培養液が養液タンクへ戻る循環式の栽培装置です。栽培ベッドは東西方向にスライド可能で、通路と導線を可変することで作業性を担保します。

水耕栽培設備|スマートブルー茅ヶ崎農場

ICT環境センシング

ICT通信機器|スマートブルー茅ヶ崎農場

農場内の温度や湿度、養液タンク内の容量、CO2濃度、育苗室などの環境データをセンサが常時収集しています。データはスマホのアプリからリアルタイムのモニタリングが可能で、スマホ1つで農場内の環境が適切に保たれているか確認できます。

ICT通信機器|スマートブルー茅ヶ崎農場

遠隔監視・制御機器

遠隔監視装置|スマートブルー茅ヶ崎農場

環境センシングによる遠隔監視はもちろんのこと、農場内にカメラを複数台設置しています。農場内の監視目的のほかに、作物の生育状況も常時確認できます。農場内機器の制御も遠隔から可能で、農作業の大部分をIT化しています。

遠隔監視装置|スマートブルー茅ヶ崎農場

被膜自動開閉システム

被膜自動開閉システム|スマートブルー茅ヶ崎農場

ハウスの東西計50mほどの被膜を自動開閉できます。被膜の開閉は、農場内の温度や湿度を調整する目的で実施します。環境センシングのデータを基に開閉を行い、農場の集中システムで制御しています。

被膜自動開閉システム|スマートブルー茅ヶ崎農場

井戸・汲み上げポンプ

井戸・汲み上げポンプ|スマートブルー茅ヶ崎農場

農場開所に併せ新たにさく井しました。汲み上げた井戸水は、水耕栽培の培養液に使用しています。

井戸・汲み上げポンプ|スマートブルー茅ヶ崎農場

育苗庫

育苗庫|スマートブルー茅ヶ崎農場

閉鎖型の人工光設備内で栽培しています。LEDシートと反射フィルムを用いることで、特定の箇所のみへの光の照射を抑制し、育苗庫内に均一に照射されるように工夫しています。苗の生育度合いに極力差が生じないように気を付けています。

育苗庫|スマートブルー茅ヶ崎農場

蓄電池

蓄電池|スマートブルー茅ヶ崎農場

環境センシング機器、遠隔監視・制御機器、ビニールの自動開閉など農場内で使用する電力は、昼間は太陽光発電パネルの自家消費、夜間は蓄電池からの放電で賄っています。農場内電力は可能な限り自給自足しています。

蓄電池|スマートブルー茅ヶ崎農場

SS架台のハウス化

ソーラーシェアリングの架台を用いたハウス施設|スマートブルー茅ヶ崎農場

ソーラーシェアリングでハウス化した事例には、別途ビニールハウスの骨組みを組んだものが多いですが、弊社はソーラーシェアリングの架台を独自開発し二次利用することで、通常のハウスよりも広い内部空間を実現しています。

ソーラーシェアリングの架台を用いたハウス施設|スマートブルー茅ヶ崎農場

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