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ソーラーシェアリングで失敗する人にありがちな4つの思考

水曜日, 5月 9th, 2018
ブルーベリーソーラーシェアリングの空撮画像

農作物を作りながら太陽光発電も行うソーラーシェアリング(営農型発電)。

2013年に農林水産省より設置が認められてから全国で導入が進んでいますが、

中にはうまくいっていない事例もあるようだ、という情報が業界ネットワークを通じて時折弊社に届きます。

今回はそうしたうまくいっていないソーラーシェアリングの事例から、

「ソーラーシェアリングで失敗する4つの思考」をご紹介します。

 

1.一般的な太陽光発電投資と同じ考え方

これが最もありがちで、最も陥ってはいけない考え方です。

FIT(固定価格買取)制度を利用して、空き地などに太陽光発電を設置し20年間の売電事業を行う、

ということが広く行われています。

20年間の不労所得が、国と電力会社から約束された高利回りな優れた投資商品です。

しかしながら、年々太陽光発電に適した用地は限られてきており、

皆さんもニュース等で見聞きされたと思いますが、

景観を損なうような開発や川岸に設置した太陽光パネルが増水で流された、

という出来事が発生しているように、

太陽光発電の設置に適さない・避けるべき土地で事業を行うことが徐々に増えてきております。

こうした背景があり、農地でも太陽光発電事業が行えるソーラーシェアリングは、

太陽光発電投資のフロンティアとなるわけです。

しかし、ソーラーシェアリングは一般的な太陽光発電より高い位置に太陽光パネルを設置するので、設備費用は割高です。

また、耕作にかかる人件費やこちらも割高なメンテナンス費、農業委員会への農地転用申請費などなど、

一般的な太陽光発電には発生しない費用が多くあります。

これらを考慮せずに事業を始めれば、必ず痛い目に合います。加えて、営農面も疎かにするとさらに痛い目に合います。

 

誤解を招く恐れがあるのでここで断っておきますが、

ソーラーシェアリングの投資事業を否定しているわけではありません。

ソーラーシェアリングの特性をしっかりと理解し、本来の意義を忘れず

耕作者と地権者の保護に邁進し、事業にかかわる全ての人で利益を享受し合うこと

を前提とした事業であるべきです。

 

2.営農面を疎かにする・売電収益第一主義

ソーラーシェアリングは営農を20年間続けることが大前提です。

毎年、その年の収量を農業委員会に報告するほか、3年毎に一時転用の更新が必要です。

毎年の収量報告では、地域の平均単収と比較して8割以上を維持しなければ、

ソーラーシェアリング設備の撤去命令が下る可能性があります。

とは言っても、今年8割が達成できなかったからといって即撤去ではなく、

8割を下回る年が数年続き、改善が見られないようなら撤去対象となり得ます。

通常の農業でも不作の年は必ずあるので、8割を下回った原因究明とその後の改善が重要です。

 

毎日発電量を確認して、毎月電力会社からの振込金額を確認するわりに、営農状況の確認は怠っていると、

収量報告の際に8割を下回ってました・・・と報告しなければならないかもしれません。

また、日射が必要な作物の場合、太陽光パネルの影の影響により、収量が落ちる可能性があります。

そのため、これまで通りの耕作方法では8割を切ってしまう恐れがあり、

施肥の量や時期、回数を変えるなどの対策が必要となることがあります。

 

3.周辺環境との関係性を疎かにする

何においても言えることですが、地域住民からの理解を得ることや環境と共存することは、とても重要です。

ソーラーシェアリングの場合は、「農業」と「太陽光発電」の両面から理解を得て、共存を図ることが求められます。

ソーラーシェアリングは、周りも農地という場所に設置されることが多く、

周りの農地に設備の影がかからにようにし、どうしても冬場には多少影がかかってしまう場合は、

そのことを農地の地主の方や耕作者の方に説明し、了承いただくことが大切です。

また、周辺農地で栽培されている作物と異なる作物を栽培する際も、注意が必要です。

異なる栽培方法を取るので、その影響が周りに及ばないように気をつけます。

ソーラーシェアリングという目新しいものに対する不信感や不安感があるのなら、

一般的な太陽光発電とはちょっと違って、農業も一緒に行うんだということを、

しっかりと理解してもらう必要もあります。

 

これらを疎かにし放置したままにしておくと、役所にまで話が及び事業どころではなくなりかねません。

 

4.太陽光発電の20年と農業の20年を同一と考えている

ソーラーシェアリングの事業期間は、FIT制度における太陽光発電の売電期間20年が一般的です。

太陽光発電にとっての20年とはモノの20年であって、発電能力や設備が20年間維持できるかどうかです。

かわって農業にとっての20年とは人の20年であって、20年間耕作をし続けることです。

太陽光発電設備の維持にも人の手はかかりますが、労力やそれにかける時間という点で、

農業と同じにはできません。

太陽光発電の維持管理業者は、これだけ太陽光発電が普及している中で、

今後20年間のうちは困ることはないでしょう。

しかし、農業従事者の平均年齢が67歳を超えた農業においては、

20年間最初から最後までずっと同じ耕作者というのは考えにくく、

新たに耕作者を見つけるのも、簡単なことではありません。

 

事業を始める段階で、こうした事情を踏まえた事業計画を練る必要があります。

 

 

これだけ聞くと、ソーラーシェアリングはハードルが高いと感じるかもしれません。

実際ハードルは低くはありません。

しかし、最初からこれくらいのことは考慮しておかないと、ソーラーシェアリングはうまくいきません。

現在のソーラーシェアリングは発電事業がメインで、農業はおまけでやっている、

と感じる案件が多く存在しています。

それは、売電収入と農業収入を比べれば仕方のないことかもしれませんが、

我々は農業収入をアップさせ、

農業面に魅力のある農業メインのソーラーシェアリングを推し進めています。

FITに頼れない時代がすぐそこにある中で、

FITに頼らない事業を今から始める必要があるのではないでしょうか。

 

W全量買取システムの5つの特徴

金曜日, 2月 2nd, 2018

昨年4月に全国初のW全量買取システムを導入した

清水圃場のその後の記事を掲載しましたが

今回はW全量買取システムの5つの特徴をご紹介したいと思います。

特設HPも一緒にご覧ください。)

 

 

①作物と電気の両方を買い取ります。

「W全量買取」の名の通り、太陽光パネルで作った電気を電力会社が

そして、耕作した作物をスマートブルーがすべて買い取ります。

これにより、耕作者様の販路開拓の必要がなくなります。

 

②苗木を無償提供します。

フィンガーライム・ルロ・カレーリーフ・ピタヤ・ゴジベリーなどの

日本では珍しいスーパーフード、スーパーフルーツなどの

高単価で取引される作物の栽培をご提案していますが

苗木はすべてスマートブルーから無償提供されます。

ちなみにノルマはありませんし、ペナルティーももちろんありません。

 

③栽培はかんたんお手軽

最新IoT技術を活用していますので

遠隔監視システムで栽培状況を把握し

灌水・追肥はスマートフォン・タブレットやPCからボタン1つで完了!

換気扇や窓の開け閉めも行えるようになっています。

体を動かすのが大変な方やご高齢者様、また新規就農者の方などにも最適です。

 

④ポット栽培にすれば煩わしい土づくりから解放されます!

基本的に栽培方法はポット栽培です。

長いと数年かかってしまう土づくりも

ポットを使えば、その日から栽培可能になります。

また手入れされていない農地での栽培ももちろん可能です。

これにより少しでも耕作放棄地増加に歯止めがかかると考えています。

 

⑤安定的な収益生産システム

W全量買取システムは、ソーラーシェアリングと同様に

太陽光パネルを設置しています。

そのため、安定的な収入を得ながら栽培することができ

耕作者様の潤沢な資産になることは間違いありません。

 

 

1990年からの四半世紀で農業人口は半分以下の200万人になり

耕作放棄地は年々増え続け、今や4,230㎞²にもなってしまいました。

(およそ、東京ディズニーランド&シー4,230個分に当たります。)

「耕作放棄地増加」や「農業人口減少」に待った!をかけるためにも

営農に重点をおいたソーラーシェアリング

『W全量買取システム』を多くの方に導入していただくことで

本当の意味での持続可能なソーラーシェアリング

延いては、「持続可能な循環型社会」形成の実現に貢献していくと考えています。

 

W全量買取システム特設HPはこちらになります。

ソーラーシェアリングとは-農地で行う太陽光発電事業が全国に広がる

火曜日, 11月 22nd, 2016

ソーラーシェアリングとは、農地の上部に背の高い架台を設置し営農を続けながら太陽光発電事業を行うことです。農林水産省では「営農型発電設備」と呼んでいます。

 

平成25年の3月に農林水産省から農地への設置が認められ、農業を続けながら太陽光発電を行うソーラーシェアリング(営農型発電設備)が全国に広まりました。

それまで農地への太陽光発電の設置は、市街地に近接した農地や生産能力の低い農地である第2種農地や第3種農地を転用することで可能でした。
農業に適した第1種農地や甲種農地、農用地区域内農地では農地を保全する意味合いから原則不許可で、設置するためには農振除外と呼ばれる申請を年単位で行い、それから転用申請をする必要がありました。

 

今日に至るまで太陽光発電の設置が目的の農振除外申請はなかなか許可されていないのが実情ですが、

ソーラーシェアリングは一時転用申請という形で、原則不許可の農地でも一定の条件を満たすことで設置が可能となりました。

 

現在全国のソーラーシェアリング認可件数は1,000件を超えたとも言われ、今後も増加していくことが予想されます(あくまで認可件数のため、実際に設置し稼働しているかは不明)。
特に活発なのが千葉県、静岡県、群馬県、徳島県で全体の50%近くをこの4県が占めています。

 

かくいう弊社も静岡県を中心に30件ほど設置しております。ソーラーシェアリングの事例はこちらでチュックできます。

 

目次

ソーラーシェアリングによる農業と太陽光発電の両立

-ソーラーシェアリングに適した作物は?

ソーラーシェアリングの費用と収益性

-ソーラーシェアリングの収益性は?

ソーラーシェアリングの構想から導入、その後の管理まで

農業そして日本社会の30年先を見据えて

 


 

ソーラーシェアリングによる農業と太陽光発電の両立-影が邪魔にならないの?

これまで、農業と太陽光発電は相反するものと考えられてきました。
作物が光合成をし成長するためには太陽の光が不可欠で、それを遮るような太陽光発電設備が農業に合うはずがない、と思われてきたためです。

 

こうした通説を翻し、農林水産省がソーラーシェアリングの設置を許可した背景には、光飽和点」による作物ごとの光合成限界点を根拠に、ソーラーシェアリングを日本で始めて提唱したCHO研究所所長の長島彬氏の長年に渡る研究成果があります。

 

「成長に必要な光合成の量は作物ごとに決まっており、それ以上太陽の光を浴びても光合成は行われず、むしろ葉が変色するなどの悪影響を及ぼす」

 

これを根拠に、作物の光合成に必要な日照を確保することを前提に、成長に必要のない太陽光を太陽光発電に活かすという考え方がソーラーシェアリングの基本概念です。

このソーラーシェアリングの概念を説いた方が長島彬氏で、2003年に特許を出願し、2005年にはこの特許技術を誰でも無償で使えるように公開されています。我々ソーラーシェアリングに携わる者が、神と崇めるお方です。現在でも長島氏はソーラーシェアリングのメッカ千葉県で研究を続けておられます。

 

ソーラーシェアリングに適した作物は?

ちょっと小難しい話をしましたが、ここからは具体的にどんな作物がソーラーシェアリングに向いているかをご紹介します。

一般的には日陰でもよく育つ、日陰のほうが品質がよくなる作物がソーラーシェアリングに適しているとされています。

 

具体的には、ミョウガ、シイタケ、フキ、ネギ、ニラ、サカキ、センリョウ、タマリュウ(リュウノヒゲ)、花卉類などが適しているとされ、導入した事例も全国で確認しております。

 

これらの作物はいずれも日陰での栽培が推奨され、日向だと品質が落ちてしまうものばかりです。

では、こうした作物しかソーラーシェアリングには向かないのかというと、まさかそんなことはありません。

 

弊社でのソーラーシェアリング事例が最も多い水稲(イネ)は、皆さんご存知の通り日照が必要とされている作物です。日照はイネにとって、粒の出来不出来を左右する大事な要素で、長雨などで日照が十分に確保されなかった年のお米は、例年よりも収穫量が少なかったり、粒が小さかったりします。

 

日照が必要なイネでも、ソーラーシェアリングを導入できているわけは、
太陽光パネル同士の間隔を空けて設置することで、イネに必要な日照を十分に確保しているからです。

 

一般的な太陽光発電はパネル間の隙間はほとんどなく、最も効率の良い配置にするためできるだけ目一杯積載します。

ミョウガ、シイタケなどの日照が必要ない作物のソーラーシェアリングでは、これに近いパネル配置を取りますが、イネなど日照が必要な作物には、生育に必要な日照が確保されるようパネルの隙間を空け、生育に必要のない過剰な日照は太陽光発電に利用します。

太陽光パネルの影が夏の高温障害や、葉焼けを防ぐなどの作物へのメリットがある他、

 

設置されたお客様からは、「太陽光パネルの影で夏場の作業が楽になった」「品質が良くなった」といった声をいただいております。

 

日照の条件だけを見れば、日陰を好む作物の方がソーラーシェアリングに向いていますが、日照を必要とする作物でも、その作物に応じた日照を確保することで導入が可能です。

 

弊社では、イネ、サカキ、お茶、レモン、ブルーベリー、落花生、大根、かぼちゃでソーラーシェアリングを導入した実績があります。

 

全国では他にもダイズ、サツマイモ、サトイモ、ニンニク、ワサビ(畑ワサビ)、ミカン、デコポン、ブドウ、ナシ、イチジク、ワラビ、牧草、コケなどの事例が確認できております。

 


 

ソーラーシェアリングの費用と収益性

 

皆さんが気になるのは作物の他に、費用と何年で元が取れて、その後どれくらい収益をもたらしてくれるか、という所だと思います。

 

ソーラーシェアリングも住宅用、産業用の太陽光発電と同様に、10kW以上であれば20年間国が買電を保証しています。売電単価も変わりありません。

 

費用はkW換算で、産業用と住宅用の間くらいです。

 

太陽光パネルを地上2m以上に設置するため、野立て式より架台の部材が増える分どうしても割高となってしまいます。

野立て架台の脚を伸ばしたものならば、比較的費用を抑えられますが、影になる箇所と、影にならない箇所が明確に分けられてしまい、作物の選定・作付け方法が限られ、トラクターなど農業機械での作業も制限されてしまいます。また、筋交いや頬杖などの補強材が適切に取り付けられていないと、架台そのものも脆弱なものとなります。

 

農業を第一に考えるソーラーシェアリングであればこそ、架台はケチらない方が後々のメンテナンスや農作業などに、支障をきたすことは限られます。

 

次にソーラーシェアリングの費用で割高なのが、工事費です。

 

これも架台同様、地上高2m以上に設置するため通常よりも手間がかかり、割高となっています。

太陽光パネルやパワコン、架台などは年々価格が下落してきていますが、工事費に関してはそれほど変わっていません。

工事費は作業員の仕事量のみで現物がなく、相場がほぼ固定されているため、

ある業者が「〇〇円でやります!」と価格破壊をしない限り大きく変わることはないでしょう。

 

弊社はソーラーシェアリングに係る調査、申請、設計、販売、工事、管理を一貫して自社で行っています。

そのため、割高な工事費も一貫して任せていただければ、抑えることができます。

 

架台と工事費、この2点が比較的に割高なため、ソーラーシェアリングは現在野立ての太陽光発電よりも費用がかさみます。

 

実際にどれくらいの費用がかかるかは、栽培される作物や農地の条件によって変わるため一概には言えませんが、概算費用はこちらでご案内しております。

個別の詳細な費用については、ぜひお問い合わせ下さい。無料で現地調査、農業委員会への打診、お見積りを致します。

 

ソーラーシェアリングの収益性は?

産業用太陽光発電と比べ費用はかさむと書きましたが、ソーラーシェアリングの収益性はと言うと、

 

費用がかさむ分、収益性・利回りは産業用太陽光発電に劣ります。

 

元が取れるのはおよそ10年と試算しています。

 

ただ、ソーラーシェアリングが他の太陽光発電と違うところは、農作物を栽培し、販売することを前提としていることです。

単純な太陽光発電の利益性だけを見れば、ソーラーシェアリングは産業用太陽光発電に劣ります。

しかし、ソーラーシェアリングの本質は農業を継続的に続けることにあり、

 

ソーラーシェアリングを設置することで営農をもっと効率的に、そして生産性の高いものにすることです。

 

決して太陽光発電の売電収入ありきではありません。

弊社ではソーラーシェアリングの架台を利用したてん茶栽培防虫ネットを張った点滴灌水システム式ブルーベリー園などを展開し、ソーラーシェアリングで農業に新たな付加価値を創造しています。

また、近々ソーラーシェアリングのハウス化がスタートし、暖房設備、ICTを活用した農業にチャレンジします。こうした農業との融合による付加価値こそが、他の太陽光発電にはないソーラーシェアリングの良さであり面白いところです。

 

この付加価値は実際の収益の面でも、目に見えて効果が表れます。

 

てん茶ソーラーシェアリングでは、通常のてん茶栽培で用いる被覆材用の架台を、ソーラーシェアリングの架台を使うことでコストを削減しています。国内外で需要が高まっている抹茶の原料となるてん茶は、一般的な茶葉より高単価で、

てん茶ソーラーシェアリングはその高単価なてん茶を通常よりもコストを抑えて生産することが可能です。

ブルーベリーのソーラーシェアリングは点滴灌水システムを導入することで、通常のブルーベリー栽培に比べより簡単に、より早くブルーベリーが育ちます。架台を使った防虫ネット、地面には防草シートを敷き詰めることで、老若男女を問わず誰でも快適に作業・収穫ができます。

 

農作物の収入と、売電収入を合わせた収益性は、産業用太陽光発電を上回るでしょう。

 

 


 

ソーラーシェアリングの構想から導入、その後の管理まで

 

「今までの農業を続けながらソーラーシェアリングを始めてみたい」

「ソーラーシェアリングでやってみたい作物がある」

「ソーラーシェアリングの導入を機に、農業にチャレンジしたい」

 

そんな方がまず取り組むことは、

 

1.ソーラーシェアリングを設置したい農地の場所と面積

およそ1反(≒300坪≒1,000㎡)あれば、どんな作物でも可能です。1反に満たなくとも、作物によっては十分な発電出力を有した設備が設置できます。

例として、ミョウガ、サカキであれば6畝(≒200坪≒600㎡)程あれば十分です。

水稲の場合は1反、それ以上あれば尚良いです。

どこの農地で考えているかも、同じくお伝え下さい。

 

2.作物

作物によって、太陽光パネルの配置や、架台の柱のピッチが変わってくるため、農地の場所・面積と同様に必要な情報です。

これまで栽培してきた作物を継続しても良いですし、ソーラーシェアリングを機に作替えされても結構です。

作物が決まっていない、わからないという方は、私共が農地の条件やお客様の事情から作物をご提案させていただくことも可能です。

 

以上の情報があれば、概算でのお見積りができます。

 

さらに詳細な調査、設計、お見積りについては、以下弊社が全て請け負います。

 

1.農地の確認・測量

ソーラーシェアリングを検討されている農地の状態を現地で確認させていただきます。加えて、設備が設置可能な有効範囲も測量させていただきます。

 

2.農業委員会へ事前の打診

検討されている農地で、ソーラーシェアリングが可能か農業委員会に確認致します。正式な申請をする前の打診です。多くの場合、設置は可能ですが、農地の場所や各市町村の農業委員会の判断で不可とされることがあります。

 

3.設備認定申請・電力申請

ソーラーシェアリングを設置するには農業委員会からの許可の他に、通常の太陽光発電と同様に経済産業省と、地域の電力会社からの認可が必要です。お客様からの同意が得られましたら、申請を行います。

 

4.設計・お見積り・収益シミュレーションの作成

現地での確認・測量を元に、栽培される作物、使用されるトラクターなどの農機具に支障がないよう設計を行います。その設計を元にお見積り、シミュレーションを作成致します。シミュレーションでは、何年で元が取れるのか、利回りはどれくらいか、農業面での収入はどの程度予想されるかをシミュレート致します。あくまで予想ですので、収益を保証するものではありません。

 

5.商談

4.で作成した資料を元に商談させていただきます。金額面や営農面での不安、相続対策など、ご不明な点を何でもお聞かせ下さい。ソーラーシェアリングは設置される方の不安や不満を解決するためのものです。担当者が一つ一つ解決致します。

 

6.農業委員会へ農地転用の申請

口頭でご契約の意思がとれた後、農地転用の申請を行います。事前の打診で確認が取れている案件で、これまで申請が通らなかったことは一度もありませんのでご安心下さい。市町村によって若干ズレますが、申請から約1ヶ月で許可となります。

 

7.ご契約

農地転用申請が許可後、ご契約となります。ご契約と農地転用の申請は前後する場合がございます。先にご契約の場合は、農地転用申請許可の特約付きのご契約となります。

 

8.工事

農地転用申請が許可されご契約後、工事を着工致します。工事期間は約1ヶ月です。

 

9.運転開始

工事が完了後、電力会社と電気の連系を行い、晴れて発電事業がスタートします。農地転用の申請から発電開始までは最短で約2ヶ月で、設備認定申請と電力申請の進捗具合によっては遅れる場合があります。

 

10.メンテナンス

弊社のソーラーシェアリング架台で設置されたお客様は、弊社とメンテナンス契約を結んでいただくことで、20年間弊社が責任を持ってメンテナンス致します。メンテナンス契約を締結されなくとも、定期的に担当者が発電量・ボルトの締め具合のチェックなどを行い、発電がどうもうまくいっていないといったご連絡があれば、早急に対処致しますのでご安心下さい。

 

 

農地を持っていて、ソーラーシェアリングもやってみたい。でも自分は高齢で農業を続けられる自信がない。お金にもそんな余裕がない。

 

そんな方でもソーラーシェアリングは可能です。

ご自分で耕作・出資ができなくとも、農地をお貸しいただき、第三者あるいは弊社が出資をし、地主様には売電収入から農地の賃貸料をお支払致します。

農地を農地のまま貸すよりも高額な賃貸料が期待できます。

耕作もしていただければ、耕作料も合わせてお支払致します。

 


 

農業そして日本社会の30年先を見据えて

 

現在、日本の農業従事者の平均年齢は65歳以上と、先行きは不安定です。

平均年齢の高齢化よりも30代、40代、あるいはそれよりも若い世代の新規就農者数が伸び悩んでいることが最大の懸念材料で、

10年後、現在70歳以上の方達が離農されたら、所有していた農地の管理をそれよりも若い世代の方達でどれだけ行えるでしょうか。

 

20年後、30年後はさらに状況が悪化し、全国に耕作放棄地が溢れかえり兼ねません。

 

国では農地の集約化を進めていますが、これは戦後の地主と小作人の格差を縮小するために行われた農地改革と全く逆の政策で、

全国の細かく筆分かれにされた農地を集約するには、相当な時間と労力を要するでしょう。

10年後、20年後に耕作放棄地が今より増大する前に、集約化が成されるかは分かりません。

 

 

 

私たちはソーラーシェアリングによって、その隙間を埋めようとしています。

 

ソーラーシェアリングでは20年間の営農が条件です。

設置を検討される方の中には、この条件に尻込みしてしまう方もいらっしゃいます。

 

「今60歳で耕作もできるからいいけど、20年後は80歳だよ。とてもじゃあないけど、20年間なんて無理だよ」

 

でも、今のまま10年、20年が経過したら、結局同じ問題で悩みますよね。

 

「自分はもう高齢だからできない。誰かやってくれないか」
「息子は会社員だし・・・定年まで待ったら、荒れちまう」

 

ソーラーシェアリングを設置してもしなくても、結局将来は耕作者がいないという同じ問題で悩みます。

 

その時、ソーラーシェアリングがあれば売電収入が入ってきますし、

売電収入の一部を通常の耕作料に上乗せすることで、耕作者が見つかる可能性は、他の同じように耕作者のいない農地よりも高まると思いませんか?

 

20年間の売電契約が終わったら、国の集約化が進んでいるかもしれないし、転用ができて宅地にできるかもしれません。そうなれば、ソーラーシェアリングを撤去しても良いですし、これまで通り農業と売電事業を継続しても良いでしょう。

太陽光パネルは性質上、半永久的に発電し、メーカーからは25年間の性能保証が出ています。そのうち30年になってもおかしくありません。

弊社の架台も、20年以降の売電事業にも十分に耐え得る設計です。

 

 

将来、お子さんや、その次のお孫さんが農地を相続した際、その扱いに困らないために、今からできることは多々あります。

そのうちの一つがソーラーシェアリング。

高齢社会となった今の日本だからこそ、2世代、3世代先まで考えた運用が一人ひとりに求められています。

農地一時転用申請用意見書付き ソーラーシェアリング架台パッケージ農地一時転用申請用意見書付き ソーラーシェアリング架台パッケージ
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